人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いつも食べることばかり

火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合

断熱材を入れた容器の中に少し調理した鍋をいれてする 保温調理 いろいろ楽しいことが分った。
wikiによると江戸時代から火無しコンロの記述があるそうだ。
一方西洋にも昔からあったらしい。
世界中、昔は庶民にとって燃料代節約、(火口の確保なんかもあるかな)は大切だったから日常の知恵として使われていたけれども、ガスや電気が手軽に手に入るようになって忘れられていたのかも。
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07435487.jpg
1914年〜イギリスだったかな

火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07251365.jpg
西洋版 火なしコンロはその名も 訳すと 干草箱コンロ。麦わらなんかでもいいんだろうな。
Hay Cooker / Hay Box Cooker/ Hay Box Cooking などがあがってくる。
四角い木の箱に干し草をつめたもの。二つのお鍋用に長四角の箱のバージョンもある。
考えてみると都会にはワラや干し草なぞないし、ふーむボロキレも最後まで利用したであろうから なかなか簡単には作れなかったのかも知れぬ。
欧州では電熱調理の地域も多いからコンロの上が長々と熱いのも理由かも知れぬ。

が、戦争となると物資が不足は何処もおなじで、、
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07101981.jpg
↑1917年出版 戦争に勝つための料理本 第一次世界大戦中のイギリス パンを食べる量を減らせば完全勝利とな
干し草はしっかり作り方が詳しく書いてある。詰めろとか保温調理箱を信用しろっ、何度も中身をのぞくんでナイぞ と。↓
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07133248.jpg

こちらはドイツの主婦向け↓自動調理器とうたってる
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07151814.jpg
こんな風に↓箱に入っているといかにも調理器具という感じ。

火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06353180.jpg

日本人も戦争末期には燃料節約の灯火管制のため火無しコンロを使ったように戦時中は何処も同じように使っていたのがわかる

日本版火無しコンロの記述をみると 樽の中におがくずや新聞紙の丸めたものなどを入れなさいと指南している。この新聞紙 今ならシュレッダーにかけた紙が手に入れば素晴らしい。ビーズ型の発泡スチロールはほとほと扱いが大変だし、発泡スチロールの断熱はすばらしいけど環境的に問題ないのか発泡スチロール。
形を一定に保つためには布で立体的な凹型クッションを作ってやらねばならない。↓ Wonder Oven ワンダーオーブンとかワンダーボックス。
ヘイクッカー干し草調理器じゃダメなのか、、いや、入ってるのは発泡スチロールビーズだけど。
(ああ、あの頂き物のビーズクッション・・捨てなければ良かった。)
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06440982.jpg
鍋の大きさに合わせてクッションが自然にフィットすであろうとこが素晴らしい。
段々作りたくなってきたぞ。ググれば型紙が出てくる。
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07502378.jpg

そして紙でできたワラは何より形を作りやすいのではないだろうか?
ざっくりしいて 鍋の入る部分を鍋で押して固めれば安定するし。大きなクーラーボックスにシュレッダーにかけた紙をいれた現代版 干し草箱コンロなどもある。これは断熱がすごいだろうなあ。なにせクーラーボックス。
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07274608.jpg
しかし、これだと私は今自然の摂理の中で調理してる(?)とか実は断熱してるけどみた目がほっこりあったかい感に欠ける。

詰め物をするにあたり 入れ物を選びたい。
樽は・・日本のものなら上が広がっているので使いやすいけど西洋版の樽は上下がすぼまっているしのう。

可能性としては 丸いガーデン用バスケット取っ手付きを 干草コンロにすることだろうか。こんな風に。これはブランケットとタオルだけど。
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06491502.jpg
バスケットは通気が良いので通気を遮断するビニールのようなものを内側に貼っておかなくては効果が薄れるかも。草じゃ無いから平気かな?
あとはこちらの洗たくもの入れ 長いかご 丸いかご 干し草でできた火無しコンロは鍋の出しいれの時に干草のいいにおいがするのではないかしらん。

というわけで?ハイジーランドに住んでいるのだから ハイジ寝た干し草ベッドにちなんで干し草でコンロ作るらねばなるまい。いつか・・(で、作ったらどこに置くのか)
例えば…
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07481948.jpg
今日のご飯は引き出しカレー。


火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_07235481.jpg
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06453463.jpg

火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06474403.jpg
途上国ではバスケットクッカーとして・・活躍中。ステキ。


鍋帽子タイプのものも存在する。
似た丸いクッションにドーナツ型に断熱剤を入れ巾着型に絞った上の穴のところに丸いクッションをはめ込む式のものwonder bag とか ワンダーが好きだなあ。あ、でも日本でも 魔法の鍋帽子ってタイトルの本出たし、ご同様?
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06540710.jpg
火無しコンロ 鍋帽子の昨今と西洋の場合_e0071009_06543878.jpg
電気コードなしのスロークッカーと呼んでいる。

さて、ココで気になったことが一つ。
鍋帽子に近い綿入れタイプのものもあるし上記のWander Bagも同様だけど すべて鍋を上から入れるタイプ。なして?どーして?
特にイギリスなんかティーコージー、上からスポッとかぶせる保温カバーがあるのに。
ぶっちゃけ面倒臭いのかも。ティーコージーは二枚ハギだけど鍋帽子は四枚ハギだし。

今までみた中でとにかく簡単に縫える綿入れタイプは 《魔法の鍋帽子》さんの巾着タイプ。てっぺんの穴にクッション詰めるのかな?


火無しコンロ=ワラ箱コンロ(Hay Box Cooker)はおそらく定位置に置いて使う まさにコンロ代わりだからはめ込み式はいいとしても 卓上に置く布でできた鍋帽子系のものは鍋をいれたまま取り分ける時、カバーを汚したりしないのか?
それに日本の鍋帽子(タイプ)は カバーを外す、必要なら鍋動かすの動作が簡単。
鍋がおおきければ大きいほど調理後の鍋を掴んでの移動しがたやすいのは良い点であると思う。

結論: お好みの方法で ちょいと自作 みんなでもっと保温調理しましょう!

そして個人的には(必要ないが)木箱やバスケットの Hay Cookerとか作りたい。
ちょっくらコープに行ってペット用干し草パック買ってこようかしらん。あれ?もしかして庭の物置に干し草あるかも いや いらん って

引き出しに火無しコンロを作りたい!(場所ないし)




#wonderbag #hayboxcooking #保温調理 #pot cozy #potcozy #wonderoven #鍋カバー


by Omikan-ch2 | 2015-01-08 15:26 | キッチン周りソーイング
<< 大を小で包んだ鍋帽子 伯母と叔母に鍋帽子 >>



あーしてみたりこーしてみたり実験・海外で普通に作れる安い日本ごはん>         
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ツイッターはこちら:
https://twitter.com/Omikanch

パスタでラーメンの術は2006年8月31日に上げてあります。

その前のブログ 
omikanch.exblog.jp
カテゴリ
タグ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
画像一覧
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル